【10月30日 AFP】14-15NBAは29日、各地で試合が行われ、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)が104-80でニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に勝利した。

 ブルズは、10-11シーズン最優秀選手のデリック・ローズ(Derrick Rose)のけがからの復帰を白星で祝った。

 ローズの帰還とともに、パウ・ガソル(Pau Gasol)が加入したブルズは、今季の東カンファレンスの優勝候補の一つとみられており、この日はマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)でその片鱗を見せた。

 ローズは、11-12シーズンのプレーオフで膝の靱帯(じんたい)を断裂し、翌12-13シーズンを棒に振って迎えた昨季、膝の負傷により10試合の出場にとどまっていた。

 ローズとガソルは、チームの勝利に重要な役割を果たした。ローズは長らく待ったレギュラーシーズンの復帰戦で13得点、5アシスト、ガソルは21得点、11リバウンドを記録した。

 ベンチスタートのタージ・ギブソン(Taj Gibson)が28分の出場で22得点を記録したブルズは、フィールドゴールの成功率で50パーセントを上回った。また、アーロン・ブルックス(Aaron Brooks)が13点、今年のドラフトチーム1巡目指名のダグ・マクダーモット(Doug McDermott)がNBAデビュー戦で12点と、ブルズの途中出場の選手は合わせて55点をたたき出している。

 一方のニックスは、フィル・ジャクソン(Phil Jackson)氏の元でトライアングルオフェンスを実践したデレク・フィッシャー(Derek Fisher)HCの初戦で、無念の結果に終わった。

 カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)は13本中5本のシュート成功に終わり14得点と抑えこまれ、スリーポイントシュートの成功数が17本中3本だったニックスでは、アンソニー以外に二桁得点を挙げたのは、12得点、8リバウンドを記録したアマレ・スタウドマイアー(Amare Stoudemire)のみとなった。(c)AFP