【10月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグで審判を務めるマーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)氏が、シンガー・ソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran)のライブを観覧するために規定を破ったとして、一時的な活動停止処分を受けた。29日、英紙が報じた。

 大衆紙サン(The Sun)が伝えたところによると、クラッテンバーグ氏は25日に行われたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)対クリスタルパレス(Crystal Palace)戦の後、一人で車に乗って帰宅し、ニューカッスル(Newcastle)で催されたシーランのライブを観覧していた。

 プレミアリーグの審判を管轄するプロ審判員協会(PGMOL)の規則では、その品位と安全のために、審判団は試合へ向かう際と試合から帰る際にはともに行動しなければならないとしている。

 39歳のクラッテンバーグ氏はまた、WBAの本拠地ザ・ホーソンズ(The Hawthorns)で行われたこの試合の後、パレスのニール・ワーノック(Neil Warnock)監督と電話で話すというもう一つの違反を犯したとも伝えられている。プレミアリーグの主審は、副審の立ち会いがある場合のみ、試合後監督と話すことが許される。

 英通信社プレス・アソシエーション(Press AssociationPA)は、今週末のプレミアリーグの試合でクラッテンバーグ氏が審判から外れたと伝えている。同氏に代わり、スチュアート・アットウェル(Stuart Attwell)氏がレスター・シティ(Leicester City)対WBAの試合を裁くことが決まっている。(c)AFP