【10月30日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は29日、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)に所属するリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)がツイッター(Twitter)上で不適切なコメントをしたとして、3試合の出場停止処分と罰金2万5000ポンド(約435万円)を科したことを発表した。

 35歳の元イングランド代表は、他ユーザーの母親を「あばずれ女」と表現するツイートをした。

 FAは声明の中で、「不適切な行為が証明されたため、QPRのDFリオ・ファーディナンドは、本日から3試合の出場停止になります」と説明し、「ファーディナンドがツイッター上に投稿したコメントは、下品で不作法、不適切なものであるとの申し立てがありました。また、FAの規則で禁止されている性的な差別表現にもあたります」とした。

「10月29日水曜日に行われた独立懲罰委員会で、ファーディナンドに2万5000ポンドの罰金が科されました。また、今後の言動について注意されたと同時に、4か月以内にFAが開催する教育プログラムへの参加が求められます」

 事の発端は移籍市場の最終日、問題のユーザーがファーディナンドに対し、「QPRは良いセンターバックが欲しいんじゃないかな」とからかうようなメッセージを送った。

 ファーディナンドは、「お前の母ちゃんはあばずれだ」と返信した。

 イングランド代表として81試合に出場し、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でも活躍したファーディナンドは、FAのグレッグ・ダイク(Greg Dyke)会長がかじ取りをする、イングランドサッカー発展のための委員会にも参加している。

 今季限りで引退の考えを明かしているファーディナンドは、ツイッターで590万人以上のフォロワーを獲得している。(c)AFP