【10月29日 AFP】スリランカ中部で29日に発生した、モンスーンの大雨が原因の地滑りによる死者は16人に上り、行方不明者は約300人となっている。災害対策当局が明らかにした。

 災害対策当局は当初、行方不明者の数を200人としていたが、「最新の情報では少なくとも300人が行方不明の可能性がある」と述べた。

 最も被害が大きな地域には、同国の最大都市コロンボ(Colombo)から東に車で数時間の位置にある有名な茶農園も含まれている。被害に遭った家屋のなかには、深さ9メートルの土砂に埋もれているものもあるという。

 兵士ら数百人が不明者の捜索活動に当たっているが、現場へ通じる道路も被害を受けており、重機などが入れないため捜索は難航している。(c)AFP/Amal JAYASINGHE