【10月28日 AFP】中国国内の景気減速にもかかわらず増加している同国の富豪の中で最も裕福なのは、電子商取引大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)の創業者ジャック・マー(Jack Ma)会長だと、米経済誌フォーブス(Forbes)が28日発表した。推定資産は約200億ドル(約2兆円)という。

 フォーブス誌による中国人だけに絞った長者番付「中国富豪リスト(China Rich List)」によれば、純資産10億ドル(約1000億円)以上の中国人大富豪は、昨年の168人から今年は242人に増えた。

 アリババは9月に米ニューヨーク証券取引所(NYSE)への新規上場で史上最大額の調達を果たし、マー会長の資産も昨年の71億ドル(約7700億円)から195億ドル(約2兆円)へと急増した。

 マー氏は前月、高級誌発行と研究所運営を手がける中国の「胡潤百富(Hurun Report)」恒例の中国人大富豪ランキングでも1位だった。こちらの推定資産は250億ドル(2兆7000億円)とさらに多かった。(c)AFP