【10月28日 AFP】ピエロの格好をして通行人を脅す行為が広がっているフランスで、27日にもパリ(Paris)近郊で14歳の少年が女性を襲ったとして逮捕された。

 パリ郊外のシャルル(Chelles)で、ピエロに扮した2人が車から降りようとした女性に襲い掛かり、女性が通報した。1人は偽のおのを持っていたという。2人を阻止しようとした通行人が野球バットを手に入れて現れると2人は逃走。後に、ピエロの白い化粧の痕が残っていた1人を警察が突き止め、逮捕した。

 また南部モンペリエ(Montpellier)で25日深夜、やはりピエロに扮し、鉄の棒で通行人を30回殴ったという別の10代には、27日までに禁錮4か月が言い渡された。

 仏全土の警察には「武器を持ったピエロ」による襲撃や破壊行為に関する通報が相次いでおり、これまでに複数の「邪悪なピエロ」が逮捕されている。25日には地中海(Mediterranean Sea)に面した港町アグド(Agde)で、ピエロの格好をして拳銃やナイフ、野球のバットなどを持ち歩いていた少年ら14人が警察に身柄を拘束された。

 一方で人を脅すピエロに対抗する自警団的な組織も発生しているため、警察が住民たちの過剰な反応を鎮めるために「ピエロの格好で通行人を脅す行為の目撃例は、ごく少数しかない」と警告を発する事態にもなっている。(c)AFP