【10月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)へ4シーズンぶりに復帰したレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、地元にとって約半世紀ぶりとなる米四大スポーツのタイトルをもたらす決意を新たにしている。

 2010年にクリーブランド(Cleveland)を去り移籍したマイアミ・ヒート(Miami Heat)で、四度進出したNBAファイナルのうち二度の優勝を成し遂げたジェームズは30日、カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)を擁するニューヨーク・ニックス(New York Knicks)との今季初戦で、キャバリアーズの選手として約4年ぶりにプレーする。

 再びキャバリアーズのユニホームに身を包んだジェームズは、「しっくり感じるね」と語った。

 キャバリアーズのファンは、ジェームズが退団した際にユニホームを燃やしたが、7月に同選手がチームに復帰すると歓迎した。ジェームズは、2016年からの9年総額2400億ドル(約2兆5900万円)というNBAの新たな放映権の契約が始動するのを待ち、長期ではなく2年契約をキャバリアーズと結んでいる。

 そんな中でジェームズは、地元クリーブランドに勝利をもたらす決意と、十分な忍耐でチーム作りに臨むことを明言した。

 ジェームズは、「自分自身が先を急ぎ過ぎることはしたくない」とし、「そのことについては、あまり話したくない。まだ先は長いからね」と語った。

 四度のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に輝くジェームズは、ヒートでドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)と共に2011-12と2012-13シーズンにファイナル連覇を果たした。そして、キャバリアーズでもカイリー・アービング(Kyrie Irving)、ケビン・ラブ(Kevin Love)と新たな「ビッグ3」を結成して今季に臨む。

「俺がチームのリーダーになる」と語ったジェームズは、「自分が手本となり、言葉で導き、指示を出し、その存在だけでチームをけん引する。それが自分にとって最も重要なことだ」とした。

「練習でも、試合でも、シュート練習でも、フィルムセッションでも、毎回チームメートを導くことは、自分にとって何よりも楽しみなんだ。それが、ほかのみんなにも伝わって、より良いチームになっていくといい」