【10月27日 AFP】独紙ビルト日曜版(Bild am Sonntag)は26日、ドイツ情報当局の見解として、イラク北部で活動するイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の戦闘員らが、旅客機の撃墜も可能な地対空ミサイルを入手したとみられると報じた。

 ビルト紙によると、独連邦情報局(BND)は先週、機密情報に関する議員らへの説明で、イスラム国戦闘員がシリア政府軍から奪った肩にかつぐタイプの携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)を保有していると警告した。保有する地対空ミサイルには、1970年代に製造されたものの他、より最近の形も含まれているとされる。これらはロシアで設計されたが、生産国はブルガリアや中国などのロシア以外の国である可能性があるという。同紙は、これらの情報の提供者には触れていない。(c)AFP