【10月25日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は24日、FCバルセロナ(FC Barcelona)がクラブ史上最高額の移籍金でルイス・スアレス(Luis Suarez)を獲得したことは、リーグの活性化につながるとの見解を示した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)に噛みつき、4か月の公式戦出場停止を受けていたスアレスは、25日にサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる今季最初の伝統の一戦「クラシコ(El Clasico)」で新天地デビューを飾るとみられている。

 しかしながら、アンチェロッティ監督は、自分たちがアプローチの仕方を変更することはないとして、ウルグアイ代表のスアレスに対し特別な策を講じないことを明らかにした。

 アンチェロッティ監督は、「私はルイス・スアレスを評価するためにここにいるわけではない。彼はたくさんのゴールを記録してきたが、だからといってわれわれが戦術を変えることはしない」と述べた。

「スアレスがこのリーグでプレーすることは、サッカー界にとって良いニュースだと考えている。明日(25日)の試合に出場するかどうかは、私の仕事ではないので分からない」

「もちろん、スアレスの実力に最大の敬意を表している。しかし、スアレスがプレーするからといってFCバルセロナが戦術を変更するわけでもないし、われわれも戦い方を変えることはない」

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)と一緒にスアレスを起用することで、FCバルセロナの攻撃力はさらに威力を増すことになるが、その一方で、レアルは主力選手の一人であるギャレス・ベイル(Gareth Bale)が故障により欠場するとみられている。

 アンチェロッティ監督は、「ベイルは先週負傷し、明日の試合で起用することができない」と述べた。

「彼はあと1週間の休養を必要としており、その後、練習を再開することになるだろう。彼はチームにいる重要な選手の一人で、昨季の彼は素晴らしかった。最初は低調だったが、現在は良くなっている。リーグにも慣れてきたし、これからもっと良くなるだろう」

(c)AFP/Kieran CANNING