【10月25日 AFP】所有者をめぐる問題が取りざたされ、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)への今後の参戦が危ぶまれているケータハム(Caterham F1 Team)が24日、管財人の統制下に置かれた。

 新オーナーと前最高責任者のトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)氏が公に舌戦を繰り広げる事態に発展したため、ケータハムは11月2日に決勝が行われる第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)での出走が危ぶまれている。

 イングランドにあるチーム拠点の工場が23日に閉鎖され、約200人のスタッフが職を失う危機にさらされているケータハムだが、現在はF1エントリーを所有する1MRTから管財人にチームの運営権を譲渡されている。

 管財人に運営権が譲渡された目的は、チームの運営を続けながら、短期間で新しい所有者を見つけるためとされている。

 管財人を務めるフィンバー・オコネル(Finbarr O'Connell)氏は、「資金繰りが非常に厳しいチームだ」と明かしてた。

「私の仕事は興味を持っている人たちと接触し、相応の資金力を持つ誰かからのサポートを確保するか、チームの買収先を見つけ、速やかに交渉を進めることだ」

(c)AFP