【10月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は23日、FCバルセロナ(FC Barcelona)を退団したビクトル・バルデス(Victor Valdes)がチームの練習に参加することを発表した。

 前シーズンまで、バルセロナ一筋のキャリアを送ってきた32歳のバルデスは、ASモナコ(AS Monaco)移籍が破談に終わった後は、膝の大けがからの回復に努めていた。

 バルデスは、3月に右膝の前十字靱帯断裂の大けがに見舞われ、その後のシーズンを棒に振り、20試合に出場しているスペイン代表でも、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)のメンバーに入ることはできなかった。

 ユナイテッドは声明で、「マンチェスター・ユナイテッド監督のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)は、元FCバルセロナGKのビクトル・バルデスに対し、クラブの施設でリハビリを行う許可を与えた」と明かした。

「無所属のバルデスは、クラブの医療スタッフの下で回復を目指し、その後トップチームの練習に参加して、状態を完調へ戻していく予定となっている」

 バルデスは、過去に半年だけだがファン・ハール監督の指導を受けた経験があり、2002年には同監督の下、20歳でトップチームデビューを飾っている。

 バルデスはその後、強豪バルセロナで6度のリーグ優勝、3度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を経験した。(c)AFP