【10月24日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)は23日、シンガポールのシンガポール・インドア・スタジアム(Singapore Indoor Stadium)で4日目が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は3-6、2-6で第3シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に敗れ、世界ランク1位でシーズンを締めくくるという夢が遠のく結果になった。

 シャラポワが女王セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を追い抜くためには、この試合での白星が必要だった。しかし、シャラポワは1時間15分でクビトバに屈し、前日の試合で第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に完敗を喫したセレーナの二の舞いを演じることになった。

 現在2位のシャラポワが、世界ランク1位としてシーズンを終えるためには、今大会での優勝が絶対条件であると同時に、決勝でセレーナと当たることは避けたかった。

 しかし、2011年以来初めてクビトバに敗れたシャラポワは、0勝2敗でホワイトグループの最下位となっている。シャラポワのラウンドロビン最終戦は、第6シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)との対戦になる。

 初戦でフルセットの末に第8シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に敗れたシャラポワは、「もちろん、先日は3時間以上の長い試合を戦いました。でも、疲れてはいなかった」と振り返り、「ここにいられてうれしいし、この大会に参加できるのは幸せなことです。ここで『ええ。疲れています』と言うのは簡単なこと。2連敗ですからね。でも、それは私の気持ちではないし、そんなこと言うつもりもありません」と語った。

「まだ試合があります。気分良く締めくくるためにベストを尽くします。それが私に残された唯一の道です」

(c)AFP/Talek HARRIS