【10月23日 AFP】米メディアは22日、780万台のリコールにつながったエアバッグの欠陥をめぐり、米司法当局が日本の自動車部品メーカー、タカタ(Takata)の調査に乗り出したと報じた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)によれば、ニューヨーク(New York)連邦地検が、エアバッグの安全性に関してタカタが米規制当局に誤解を招く報告をしていたかどうかを調査している。

 報道に先立ち、米道路交通安全局(National Highway Traffic Safety AdministrationNHTSA)は、タカタ製のエアバッグを搭載した車の所有者に対して該当車の修理を呼びかける「緊急の」警告の対象を拡大した。

 問題とされているタカタ製のエアバッグの欠陥は、作動時に正しく膨らまず、エアバッグが破裂して金属片が飛び散る恐れがあるというもの。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によれば、これまでにタカタ製エアバッグに関連して少なくとも139人が負傷、うち37人はエアバッグの破裂によるものだという。さらに同紙によればタカタ製のエアバッグが搭載された車でこれまでに3人が死亡しているという。(c)AFP