【10月23日 AFP】本拠地アンフィールド(Anfield)で行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)の試合で、レアル・マドリード(Real Madrid)に0-3で敗れたリバプール(Liverpool FC)のブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督が22日、ハーフタイムにペペ(Pepe)とユニホームを交換したマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)に対し、なんらかの処分を下すことを示唆した。

 8月にイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)から加入して以降、低調なパフォーマンスが続いているバロテッリだが、ハーフタイムでの行動で、さらにロジャーズ監督を落胆させた。

 ロジャーズ監督がバロテッリに代えてアダム・ララーナ(Adam Lallana)を投入することを決断した前半終了後、バロテッリはロッカールームに戻るトンネル内でペペとユニホームを交換した。

 試合終了後にバロテッリの行動を知らされたロジャーズ監督は、同選手の集中力を欠いた振る舞いに不満をあらわにし、ユニホームの交換は試合が終わるまで控えるべきとの見解を示した。

 ロジャーズ監督は昨季、チェルシー(Chelsea)に1-2で敗れた敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での一戦で、ハーフタイムにサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)とユニホームを交換したママドゥ・サコ(Mamadou Sakho)に処分を下しており、バロテッリに対しても処分を下すことを明らかにしている。

 ロジャーズ監督は、「われわれは昨季、同じ問題を起こした選手を処分しており、今回もそれと同じようになる」と語った。

「私がそれを聞いたのはピッチを離れたあとだった。こういうことはあまり好きではない」

「もしユニホームを交換したいのであれば、試合が終わったあとにすればいい。今回の問題には明日(23日)対応することになる」

 バロテッリはリバプールに加入して以降、ここまで10試合に出場して1得点しか挙げることができず、この日のレアル戦でも無気力なプレーがみられたため、ロジャーズ監督は迷うことなくララーナとの交代を決断していた。(c)AFP