【10月22日 AFP】同性愛を公表した選手として初めて米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のドラフトで指名を受けたマイケル・サム(Michael Sam)が21日、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)のプラクティス・スクワッド(育成枠)から戦力外となった。

 ディフェンスエンドを務める24歳のサムは、5月に行われたドラフトでセントルイス・ラムズ(St Louis Rams)から7巡目で指名されていた。プレシーズンマッチで4試合に出場したサムは、11タックル、3サックを記録したが、ロスターのファイナルカットでラムズから放出されていた。

 サムは、9月3日にカウボーイズの育成枠に加入し、自身初となるNFLのシーズンの7週間を過ごした。10人の育成枠ではNFLの試合に出場することはできないが、チームの守備の組み合わせやシステムに慣れた上で、負傷者が出た場合などにはすぐさまアクティブ・ロスター(登録選手枠)入りすることが可能となっている。

 しかしながら、サムは53人の登録選手枠に入ることはできず、育成枠から外れた。

 サムは「この機会を与えてくれたジェリー・ジョーンズ(Jerry Jones)オーナー一家、カウボーイズ球団全体、そして、支援してくれた友人、家族、チームメート、ファンに感謝したい」とツイッター(Twitter)に投稿している。(c)AFP