シティ、CSKAと引き分けグループ突破に暗雲 欧州CL
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【10月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は21日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、グループEのマンチェスター・シティ(Manchester City)は2-2でCSKAモスクワ(CSKA Moscow)と引き分けた。
シティは2点のリードを守れず、引き分けに終わり、グループ突破のためにはこの後に厳しい戦いを強いられることとなった。
初戦のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦に敗れ、続くASローマ(AS Roma)戦では引き分けに持ち込まれているため、この試合では絶対に勝利が欲しかったイングランド・プレミアリーグ王者のシティは、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)とジェームス・ミルナー(James Milner)の得点で前半に2点を先行し、勝利へ近づいているかに見えた。
ところがCSKAは後半、交代出場のセイドゥ・ドゥンビア(Seydou Doumbia)が1点を返すと、迎えた試合終了4分前、ベブラス・ナチョ(Bebras Natcho)のPKで同点に追いついた。
シティを率いるマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、「もちろん、みんなひどくがっかりしている」と話した。
「2点をリードしていたのに、後半に巻き返されて同点にされた。試合終了まで、気持ちを切らしてはいけなかった。前半はとても良かったが、試合は95分あるんだ」
それでも指揮官は、苦しい状況にも強気な姿勢を崩さず、グループリーグ突破は可能だと話している。
「ここまで非常に重要な勝ち点を落としているが、あと9ポイント取れるし、決勝トーナメント進出のチャンスはまだ十分にあると信じている」
CSKAは、以前の試合でファンが人種差別的なチャントを行うなど、様々な違反を行った件への処分として、この試合を無観客で開催した。そのため両チームは、氷点下の寒さの中、不気味に静まり返ったキムキ・アレーナ(Khimki Arena)でプレーした。(c)AFP/Alexandre FEDORETS