【10月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は21日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、グループGのチェルシー(Chelsea)は6-0でNKマリボル(NK Maribor)に大勝した。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が指揮するチェルシーは、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)の復帰後初ゴールを含む6得点を挙げて本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で勝利し、グループ首位を守った。

 この夏の移籍市場で、ロンドン(London)西部へ戻ってきたコートジボワール代表のドログバは、キッカーはエデン・アザール(Eden Hazard)とのモウリーニョ監督の指示を無視してPKに臨み、チームのリードを2点に広げる得点を決めた。

 チェルシーはロイク・レミ(Loic Remy)が前半13分に先制点を決めると、ドログバのPKに続き、同31分にはジョン・テリー(John Terry)が追加点を挙げて試合の主導権を完全に握った。

 後半に入っても、チェルシーはミティア・ビレル(Mitja Viler)のオウンゴール、アザールのPKを含む2得点でリードを広げ、シーズン開幕から続く絶好調ぶりをこの日も継続した。

 プレミアリーグでも首位のチェルシーにとっては、レミが負傷交代し、週末のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦出場が分からなくなった点だけが、唯一の痛手となった。

 ドログバは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「PKで終わって(チェルシーを退団して)、またPKで始まるってのは、なかなかバランスが取れてる。今日の自分たちのプレーには本当に満足している。1点、2点と決めて、それでも止まらずにプレーし続けた」

 一方でモウリーニョ監督は、結果には満足しているものの、PKの指示をドログバが無視した点には不満をのぞかせた。

「エデン・アザールがディディエ・ドログバにボールを譲ったのには驚いた。確かに、あまりうれしくはない。私の中では、一番手はアザールだ。ゴールが決まったからよかったけどね」

(c)AFP/Ian Winrow