【10月20日 AFP】小渕優子(Yuko Obuchi)経済産業相は20日、関連する政治団体で不適切な資金処理が疑われている問題で、辞任を表明した。

 小渕氏は、安倍晋三(Shinzo Abe)首相に直接辞表を提出した後で記者会見し、「自らの問題によって、経済産業大臣として経済政策、エネルギー政策に停滞をもたらすことは許されることではない」と述べ、辞任して調査に全力を注ぐ考えを示した。

 さらに「安倍内閣の一員として、経済の再生、女性の輝く社会の実現、その他さまざまな課題に対し、何ひとつ貢献できなかったことを心から申し訳なく、おわびを申し上げたい」と語り、深く頭を下げた。

 2012年に第2次安倍内閣が発足して以来、閣僚の辞任は初めて。女性の活用を掲げる安倍首相にとっても大きな打撃となる。(c)AFP