【10月20日 AFP】英歌手ジェームス・ブラント(James Blunt、40)が、自身の代表作「ユア・ビューティフル(You're Beautiful)」について、多くの人が無理矢理聞かされたため「うっとうしい」曲になってしまったと認めた。

 ブラントは20日発売のエンタメ誌「Hello!」最新号のインタビューで、「人々が強制的に繰り返し聞かされた曲が一つある。『ユア・ビューティフル』だ。この曲はうっとうしくなり、そのうちにアーティストも同じ言葉で語られるようになった」と語っている。

 この曲は、元恋人が地下鉄で別の男性といる場面を見かけた際の気持ちを歌ったもの。2005年に発売されると、米国やオーストラリアなど各国のチャートを席巻。収録したアルバム「バック・トゥ・ベッドラム(Back to Bedlam)」は、英国で300万枚のセールスを記録して2000~2009年に最も売れたアルバムとなり、その他各国でもプラチナアルバムを獲得している。

 ブラントはインタビューで、同曲は女性をターゲットにしていたため、男性のオーディエンスにはそっぽを向かれたとも語っている。「マーケティング戦略のせいで、僕は恐ろしくまじめで、誠実な人物だとの印象を与えてしまった。友達は皆、僕がそれとは正反対だってことを知っているよ」「(確かに)情緒的すぎる惨めな曲は幾つかある。けどもうそれは過去のことだ」

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