【10月17日 AFP】米大リーグ(MLB)史上最大のドーピング・スキャンダルの重要人物、アンソニー・ボッシュ(Anthony Bosch)被告が16日、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)らに違法な運動能力向上剤を提供していたと認めた。

 51歳のボッシュ被告がディレクターを務めていた米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)のクリニック、「バイオジェネシス(Biogenesis)」は、テストステロン(testosterone)やヒト成長ホルモン(Human Growth HormoneHGH)の提供元として摘発されていた。

 同被告は地方判事を前に、テストステロン配布の共謀で有罪を認めた。懲役は最高で10年となる見込みだが、大リーグ機構の捜査に協力しているため、刑期は短くなるとみられている。

 ボッシュ被告は、ロドリゲスをはじめ12人の大リーガーに対して運動能力向上剤を提供していたことを認めたと報じられている。

 判決は12月18日に言い渡される予定となっている。(c)AFP