【10月16日 AFP】国際赤十字・赤新月社連盟(International Federation of Red Cross and Red Crescent SocietiesIFRC)は16日、2013年の災害による死者数は2万2000人以上に上ると発表した。

 同期間中、最も大きな被害をもたらした災害は、11月にフィリピンを襲った台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で、死者数は少なくとも7986人に上ったとされる。この台風では、レイテ(Leyte)島東部タクロバン(Tacloban)市とその周辺には巨大な高潮が押し寄せた。

 IFRCによると、2013年に自然災害で死亡した人の数は2万2452人で、2004~2013年の過去10年間の年間平均死者数9万7954人を大幅に下回った。

 2013年の経済的損失は、過去10年間で4番目に低い1190億ドル(約12兆6000億円)と推計された。(c)AFP/Jonathan FOWLER