【10月15日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は15日、ブレーキの不具合や燃料漏れの恐れなどにより世界で167万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

 トヨタは、高級車ブランド「レクサス(Lexus)」や高級車クラウンマジェスタ(Crown Majesta)などを含むモデルで、3種類の不具合があったと公表。

 問題の1つは、ブレーキの部品の形状が不適切なために、ブレーキの「感触」が時間とともに変化する可能性があるというもので、日本と中国を中心に2007年6月から2012年6月までに生産された80万2000台が対象となる。

 また、燃料配管の不具合で燃料漏れが起きる恐れで、2005年1月から2010年9月に生産されたレクサスの一部車種やクラウンマジェスタなど75万9000台がリコールの対象となった。半数以上が米国市場で販売されている。

 3つ目の問題は燃料蒸発ガス排出抑制装置の不具合で、燃料漏れの恐れがあり、2006年10月から2014年10月までに生産された日本市場向けの車種19万台が対象となった。(c)AFP