【10月16日 AFP】4大メジャーの優勝選手を集めて行われる2日間のトーナメント、第32回PGAグランドスラム(32nd PGA Grand Slam of Golf 2014)が15日、バミューダ(Bermuda)のポートロイヤルゴルフコース(Port Royal Golf Course)で最終日が行われ、マルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)が優勝した。

 全米オープン選手権(2014 US Open Championship)覇者のカイマーは、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)覇者のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)と通算6アンダーで並ぶと、迎えたプレーオフでは最初のホールでバーディーを記録し、大会を制した。

 両者ともにパーで終えた18番ホールで行われたプレーオフで、カイマーが約3メートルのバーディーパットを沈めたのに対し、ワトソンはほとんどカイマーと同じラインで距離が半分のパットを外した。

 カイマーは「彼があのパットを外したことに驚いた」とコメントし、ワトソンは「仕方がない。今回は彼の番で、私の番ではなかったということだ」と語っている。

 全英オープン(The 143rd Open Championship)と全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)を制し、メジャー通算勝利数を4に伸ばしたロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は通算2オーバー、ジム・フューリック(Jim Furyk、米国)は通算3オーバーに終わった。(c)AFP