【10月13日 AFP】サッカー、インディアン・スーパーリーグ(ISL)が12日、開幕を迎えた。主催者は、熱戦と華々しいきらびやかな開会式が、インドのサッカーに対する情熱に火をつけることを願っている。

 リーグ開幕戦では、アトレティコ・デ・コルカタ(Atletico de Kolkata)が3-0でムンバイ・シティFC(Mumbai City FC)に快勝した。アトレティコ・デ・コルカタには元スペイン代表のルイス・ガルシア(Luis Garcia)、ムンバイ・シティには引退を撤回した元フランス代表のニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)や元アーセナル(Arsenal)のフレドリク・リュングベリ(Fredrik Ljungberg)が所属している。

 元インド代表クリケット選手で、アトレティコ・デ・コルカタの共同オーナーを務めるソーラブ・ガングリー(Sourav Ganguly)氏は、ISLの開幕は偉大なリーグの一歩であり、クリケットが盛んな12億5000万の人口を抱える同国で、サッカーに余地はあると語った。

 ガングリー氏はキックオフを前にAFPに対し、「クリケットにはなれないかもしれないが、それに次ぐスポーツになるだろう。大会が進むにつれ、誰もが大喜びで驚くことだろう」と語った。

 同氏は、8つのクラブに所属する国際的なベテラン選手は、「現在のスター選手ではない」と認めたものの、最終的には最高の注目を集めることになるだろうと予測する。

「もちろん、彼らは今現在のスター選手ではないが、そう(リーグが注目を集めるように)なっていくだろう。これは何かの始まりだ」

 大会主催者は、クリケットの国内リーグをモデルとし、年齢を重ねているものの有名な選手を擁している各都市に本拠地を置くクラブが、10週間にわたって行われるリーグ戦でサッカー人気に火をつけることを願っている。

 各チームの共同オーナーには、元インド代表のスタークリケット選手、サチン・テンドルカール(Sachin Tendulkar)氏やボリウッド映画の著名俳優らが名を連ねている。

 セレブリティーや政治家、スポーツのスター選手らが出席した開幕式典では、ボリウッド映画の音楽が流れる中でダンサーがパフォーマンスを披露し、大きな花火が打ち上がった。(c)AFP