【10月13日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は12日、予選の試合が各地で行われ、グループEのイングランドは1-0でエストニアに勝利した。

 10人のエストニアを相手に厳しい戦いとなったイングランドは、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がFKを決めて勝利し、ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督の面目を保った。

 ホジソン監督はこの試合で、練習で疲れを感じると訴えていたラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)を外すというギャンブルに出た。すると、敵地タリン(Tallinn)のル・コック・アリーナ(Le Coq Arena)で、スターリングのいないイングランドは長い時間機能不全に陥り、さらにエストニアの主将ラグナル・クラバン(Ragnar Klavan)が後半序盤にこの試合2枚目の警告を受けて退場処分になったものの、その後も格下相手に苦しんだ。

 それでもイングランドは後半29分、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルーニーがカーブをかけたFKでついに均衡を破り、3戦3勝を飾った。

 これでルーニーは代表通算43得点目を記録し、ジミー・グリーブス(Jimmy Greaves)氏の記録にあと1ゴールに迫っている。通算最多得点はボビー・チャールトン(Bobby Charlton)氏の49得点となっている。

 ホジソン監督は英ITVに対し、「厳しかった。前半は良いプレーぶりだったがチャンスをものにできず、それでいらだちを募らせることになった。プレーが良い中では必ずチャンスをものにしなければならないことは分かっていた。後半にそれができたのはついていた」とコメントした。(c)AFP