【10月8日 AFP】6日に米ニューヨーク(New York)のセントラルパーク(Central Park)で見つかった子熊の死骸について、検視を行った同市当局は、車にひかれたことが子熊の死因だったと結論付けた。

 マンハッタン(Manhattan)最大の公園の草地で見つかった子熊の死骸がどこからやって来たのか、警察は現在捜査を進めているが、検視を行った同市環境保護局は「自動車と衝突した場合と一致する鈍的外傷」が死因だと発表した。子熊は体長約90センチ、体重30キロ、生後6か月程度だった。当局では「標識装着のないクマの違法な所有、移送、遺棄」を含む刑事犯罪として捜査しているという。

 子熊の死骸が発見されたというニュースは、セントラルパークでジョギングや犬の散歩をしたり、子どもを遊ばせたりしている人々を驚かせている。ニューヨークのいずれの動物園からも飼育中の動物が行方不明となったという報告はなく、セントラルパークに生息する熊はいないことから、発見された子熊は別の場所で殺された後、死骸が遺棄されたとみられている。(c)AFP