【10月6日 AFP】欧州一の観光地とされるディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)を運営するユーロ・ディズニー(Euro Disney)が6日、資本再編のために米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)から約10億ユーロ(約1350億円)の支援を受けると発表した。来園者数の減少などによる不振を克服するために親会社が乗り出した。

 ユーロ・ディズニーの声明によれば、計画は親会社からの4億2000万ユーロ(約575億円)の資金注入と、同社に対する債務6億ユーロ(約820億円)分の株式化からなっている。

 これを受け、週開けパリ(Paris)市場での同社株価は12%近い急落となった。ユーロ・ディズニーのトム・ウォルバー(Tom Wolber)社長は、業績不振の理由として欧州の経済環境の悪さを挙げている。

 仏パリ郊外に1992年にオープンしたディズニーランド・パリには、これまでに延べ2億7500万人以上が訪れている。しかし最近の来園者数は急減しており、今年1~6月の来園者数は前年同期比で約40万人(約6%)減り、純損失は同16%増の1億360万ユーロ(約140億円)だった。(c)AFP