【10月6日 AFP】米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(Hewlett-PackardHP)が、コンピューターやプリンター事業と、企業ハードウエアやサービス事業を2社に分割する分社化を計画していると、5日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版が報じた。

 同紙が接触した関係者筋によると、早ければ6日にも発表される可能性がある。同紙によれば、業務分野を絞った方が業績改善につながるとの信念に基づき、IT業界を中心にこのところ企業の分社化傾向が進んでいる。

 HPでは現在、消費者のこれまでのパソコン利用から携帯端末への移行に対処するため、大規模な組織再編を実施している。12年から開始した事業計画で掲げた3万4000人の削減に加え、今年5月にはさらに1万1000~1万6000人の追加削減を発表した。(c)AFP