【10月3日 AFP】米国でヘロインの過剰摂取による死者数が、わずか2年の間に急増していることが、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)が2日に公表した報告書で明らかになった。

 CDCの報告書によると、2010~12年にヘロインによる死亡率は倍増しているという。報告書は米28州の死亡診断書を基にしたもので、2010年には1779人だったヘロインの過剰摂取による死亡者数が、2年後には3635人に増加していることが示された。これは10万人当たり1人だったヘロイン過剰摂取の死者が2.1人へと約2倍に増えたことを意味する。

 報告書は「こうした結果が出ているにも関わらず、依然として調査対象となった州では2012年、ヘロインによる死者の倍以上の人々が処方薬のオピオイド(鎮痛薬)の過剰摂取で死亡している」と警告。ヘロイン過剰摂取が増加している理由として「処方薬としてのオピオイドの普及、オピオイド依存の増加、ヘロイン供給の増加」を挙げた。

 ヘロイン使用者の4人中3人までが以前に「バイコディン(Vicodin)」「パーコセット(Percocet)」「オキシコンチン(OxyContin)」などの処方鎮痛薬依存に陥ったと話している。

 また専門家らは、こうした鎮痛薬の依存症に陥った人たちが、高価な処方薬から安価で入手が容易なヘロインを違法に入手する流れになっていると指摘した。(c)AFP