【10月3日 AFP】ヌード写真がハッキングにより流出した米女優ら十数人が、流出写真に対する措置を怠ったとして、米インターネット検索大手グーグル(Google)を提訴する構えをみせている。

 米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は、米ティンセルタウン(Tinseltown)の著名弁護士マーティ・シンガー(Marty Singer)氏による1日付の書簡を掲載。その中で女優らは、グーグルに対し1億ドル(約108億円)の損害賠償を請求する構えを示している。

 女優らは「グーグルは画像削除に向けた迅速かつ責任ある対応を怠っただけでなく、違法行為と承知の上でそれを受け入れ、手助けし、持続させるという、卑劣で非難すべき行動を取った」「女性たちが受けた被害を利用して大金を稼ぎ、利益を得ている」と非難している。

 ソーシャルメディア上では先月、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)さんやキム・カーダシアン(Kim Kardashian)さんら有名人のヌード画像が2回にわたって流出した。今回の書簡は、女優、モデル、スポーツ選手ら十数人を代表して書かれたものだが、これら著名人の名前は明らかにされていない。

 この書簡について、グーグルは現在のところコメントを出していない。(c)AFP