【10月2日 AFP】ナイジェリア軍が死亡を宣言したイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者が、AFPが2日に入手した動画に現れ、死亡説を否定した。またシェカウ容疑者は、ボコ・ハラムが掌握した町に厳格なイスラム法を導入したことも発表した。

「私は生きてここにいる。私は(イスラム教の神)アラーに命を取り上げられる日にしか死なない」とシェカウ容疑者は語り、ボコ・ハラムが「イスラム・カリフの運営」を行い厳格なイスラム法の刑罰を実施していると付け加えた。

 また動画には、9月11日にナイジェリア北東部で行方不明となったナイジェリア空軍機とみられる機体の残骸が映された。ボコ・ハラムは同組織の戦闘員が撃墜したと述べているが、ナイジェリア軍は否定している。

 ナイジェリア軍は先週、シェカウ容疑者はそれ以前に死亡しており、同容疑者を演じていたという別の戦闘員が北東部の戦闘で死亡したと宣言していた。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR