【10月2日 AFP】第45回世界体操競技選手権(45th World Artistic Gymnastics Championships)開幕を控え、日本のエース内村航平(Kohei Uchimura)は、個人総合での5度目の優勝と、団体での金メダル獲得にかける意気込みを語った。

 25歳の内村は、2012年のロンドン五輪でも個人総合で金メダルを手にしており、世界選手権で5度目の優勝を飾り、自身の記録を伸ばしたいと考えているようだ。

 この大会は3日に開幕後、4日間にわたる予選を経て、男女団体、男女個人、男女種目別という日程で進んでいく。

「僕たちのチームは期待が持てる」と語る内村は、「団体での金に執着しすぎず(リレーのように)バトンをつないでいけば、必ず手にすることができる」と自信をみせた。

 2008年の北京五輪で内村を抑え優勝を飾った楊威(Yang Wei)が引退して以降、内村は男子体操界を席巻している。

 中国は五輪の過去2大会で団体総合を制した実績を持ち、世界選手権では前人未踏の6連覇を目指している。

 2004年のアテネ五輪では、団体総合で優勝した日本だが、世界選手権では1978年以来、金メダルを手にしていない。

 第17回アジア競技大会(17th Asian GamesAsiad)で男子団体総合を制した日本は、内村を筆頭に、実力のある選手がそろっている。

 英国やドイツ、米国も、メダル争いに絡んでくるとみられている。(c)AFP