【10月3日 AFP】(記事更新)男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2014)は2日、東京の有明コロシアム(Ariake Coliseum)でシングルス2回戦が行われ、大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、7-6で米国のドナルド・ヤング(Donald Young)を下し、準々決勝へ進出した。

 錦織は、アジア勢初のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)出場に向けて足固めをしている。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)ファイナリストで、2012年大会(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2012)を制した錦織は、3大会連続となるベスト8進出を決めた。

 英ロンドン(London)で上位8選手が対戦する最終戦の出場権は、残り5枠となっており、錦織は現在ポイントランクで6位につけている。

 今季は記録づくめの錦織は、前週マレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2014)で優勝を飾り、東京へ凱旋(がいせん)してきた。

 米フロリダ(Florida)州を練習拠点とする錦織は、4月にバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)で日本勢初のクレーコート覇者となると、初のトップ10入りと、四大大会(グランドスラム)男子シングルス決勝進出も果たした。

 錦織は以前、天才でありながら期待に応えられない選手とみられていた。それでも錦織は、タイブレークにもつれた第2セットで、12ゲーム目に迎えたセットポイントをしのいだ。

 第1セットの途中に雨が降り始めて有明コロシアム(Ariake Coliseum)の屋根が閉まる間、短い中断を余儀なくされたものの、錦織はフォアハンドからのウイナーで試合に決着をつけた。(c)AFP