【10月1日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は1日、韓国と中国で9月26日に発売した新型の大型スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシー・ノート4(Galaxy Note 4)」のディスプレーとフレームの間に「隙間」があるとの指摘がインターネットに投稿されたことを受け、隙間は欠陥ではなくデザインの一部だと反論した。

 韓国の購入者の一部は、「ギャラクシー・ノート4」の隙間に名刺をはさんだ写真をマイクロブログのツイッター(Twitter)などに投稿した。隙間にほこりや液体が入る可能性があると警告する声もある。

 これに対してサムスンは、隙間はデザインの一部であり、「機能や品質には影響がない」と主張。さらに、サムスンの広報担当者は新製品について、防塵や耐水性に関する厳格なテストに合格したと説明した。

 サムスンは、ライバルの米アップル(Apple)が発売したばかりの「iPhone 6 Plus」が曲がりやすいと報道されたことで、アップルに対する皮肉を込めた宣伝活動を展開していた。

 両社は互いを相手取って特許権侵害訴訟を起こしたり、攻撃的な広告を展開したりするなど、世界のスマートフォン市場での主導権をめぐり、長年にわたって対立してきた。

 先ごろ発表した「ギャラクシー・ノート」の広告でもサムスンは、まっすぐに立てたスマートフォンと、それに向かってひれ伏すような形に折り曲げたスマートフォンを横から写した画像と、「価値ある者に屈服せよ」とのコピーを採用している。(c)AFP