【10月1日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2014)は1日、東京の有明コロシアム(Ariake Coliseum)でシングルス1回戦が行われ、大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-3、6-4でクロアチアのイワン・ドディグ(Ivan Dodig)を下し、2回戦に進出した。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)ファイナリストの錦織は、間違いを犯すことなく、母国の観客を魅了した。

 今季2度目の対戦で勝利した錦織は、ドディグとの対戦成績を4勝全勝としている。マレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2014)の覇者は、2回戦で米国のドナルド・ヤング(Donald Young)との対戦が決まった。両者はこれまでに2度対戦しており、錦織が2勝を挙げている。

 錦織は、徐々にいらだちを募らせていったドディグを1時間30分に満たない時間で退けた。

 第1セットの序盤から主導権を奪った錦織は、ブレークを奪い5-3とし、38分でこのセットを先取した。第2セットはブレークを許して1-3とリードされたが、第5ゲームでブレークバックしてゲームカウントを3-3に戻した。

 コーチのマイケル・チャン(Michael Chang)氏が見守る中、錦織は再びブレークを奪いリードすると、その3ゲーム後に迎えた3度目のマッチポイントでドディグの逆をつき、勝利を決めた。

 これで錦織は今季の戦績を45勝10敗としている。

 錦織は、11月に行われるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)で、アジア人選手として史上初の出場を目指している。現在出場権を争うランキングで錦織は6位。出場枠は残り5つとなっており、レギュラーシーズンのATPツアー終了時に出場者が確定する。(c)AFP