【10月1日 AFP】米検察当局は9月30日、米陸軍や人気ゲーム開発企業のネットワークに侵入しソフトウエアを盗み出したとして、国際ハッカー集団の米国人メンバー4人を起訴したと発表した。

 4被告は、米陸軍が攻撃用ヘリコプター「アパッチ(Apache)」のパイロット訓練に使っているプログラムや、米マイクロソフト(Microsoft)の次世代家庭用ゲーム機「Xbox One」、当時発売前だったビデオゲームの「Gears of War 3(ギアーズ・オブ・ウォー3)」と「Call of Duty: Modern Warfare 3(コール・オブ・デューティ・モダン・ウォーフェア3)」などのプログラムに不正アクセスしたとされ、被害総額は推定1億~2億ドル(約110億~220億円)に上る。

 起訴状によると、4被告は米国内外のハッカーらと協力し、マイクロソフトやゲーム開発大手のエピックゲームズ(Epic Games)、ゲーム開発・配信大手のバルブ・コーポレーション(Valve Corporation)、米陸軍などのネットワークに侵入したという。米司法省によると被告のうち2人は罪状を認めている。(c)AFP