【9月30日 AFP】ドイツのパイロット労働組合は29日、独航空最大手ルフトハンザ航空(Lufthansa)のフランクフルト(Frankfurt)発の長距離路線で30日午前8時~午後11時(日本時間同日午後3時~10月1日午前6時)にストライキを行うと発表した。早期退職給付制度をめぐる交渉で経営側に圧力をかけるのが目的。ルフトハンザ航空パイロットのストは8月末以降、4回目となる。

 ルフトハンザによると、30日のフランクフルト発長距離便・全57便のうち、既に25便の欠航が決まっている。デュッセルドルフ(Duesseldorf)とミュンヘン(Munich)発の長距離便に影響はない見込み。

 ルフトハンザは経費削減を掲げて大規模な経営改革を行っており、早期退職したパイロットの年金支給開始年齢を現在の55歳から引き上げるとともに、パイロットへの年金保険料負担義務付けを計画している。

 パイロット側はこの変更に反発しており、今回のストが決行されれば8月末以降の運航休止便数は約500便に上る。ルフトハンザのパイロットらは3月と4月にもそれぞれ3日間のストを実施し、会社側に約6000万ユーロ(約83億円)の損失を出している。

 欧州の老舗航空会社は格安航空との競争激化と規制強化のため苦戦を強いられており、経費削減が急務となっている。28日には仏エールフランス(Air France)のパイロットらが、同社史上最長となったストを終結させたばかり。(c)AFP/Simon MORGAN