【9月29日 AFP】香港(Hong Kong)の警察当局は29日、前日の民主派による抗議デモとの衝突で催涙弾を使用した回数は87回だったと発表し、他に選択肢はなかったとして警官隊による実力行使を擁護した。

 香港警察幹部の張德強(Cheung Tak-keung)氏は記者会見で、催涙弾は9か所で使用されたと述べた。しかし各所で多連装の発射器を使用したかどうかについては明言しなかった。さらに同氏は「実力行使は我々に他に選択肢がない状況下で行った」と述べ「警察の非常線に対し、抗議行動の参加者の一部が突撃してきたため」、催涙弾を使用せざるを得ないと状況だと警官らが感じたと弁護した。(c)AFP