【9月29日 AFP】フランス南部ロクブリュヌカップ・マルタン(Roquebrune-Cap-Martin)で、冒険家で科学者のステファン・ルーソン(Stephane Rousson)氏が、独自に開発した「エアロセール(Aerosail)」号に乗って地中海を航海しようと着々と準備を進めている。

 ルーソン氏と彼のパートナーは、風のみを動力とする革新的かつ効率的で、騒音を立てない船の開発に取り組んだ。その結果、飛行船をケーブルで船体と結びつけ、ヨットのように操縦できる「エアロセール」号が誕生した。飛行船が帆の役割を、ケーブルがマストの役割を担う。

 ルーソン氏は今年10月末、仏南東部ニース(Nice)から仏領コルシカ(Corsica)島のカルビ(Calvi)間のルートの航海に挑戦するという。(c)AFP