【9月29日 AFP】伊シチリア(Sicily)島南部にある泥の間欠泉で知られるマカルベディアラゴナ(Macalube di Aragona)自然保護区で27日、突然、泥が噴出する爆発が起き、父親と一緒に散策中の女児(7)が死亡、その兄の男児(9)が行方不明になっている。

 伊メディア報道によると、兄妹は警察官の父親と共に、シチリア島アグリジェント(Agrigento)北方に位置する同自然保護区内を徒歩で散策していた際、爆発に巻き込まれた。父親は無傷だったが、女児はまもなく遺体で見つかった。この日が誕生日だった男児の消息は不明のままとなっている。

 マカルベディアラゴナは、散発的に泥を噴出する小さな間欠泉が集まり、独特の景観を生み出している自然保護区。今年8月には地下のマグマの活動が活発化したため一部が閉鎖されていた。(c)AFP