【9月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は26日、選手の保有権を投資会社が持つことを禁止すると発表した。

 選手の「第三者による所有(third party ownership、TPO)」は、すでにイングランド・プレミアリーグでは禁止されているものの、欧州の一部や南米では多くみられている。

 FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は理事会の会合の後、「第三者による選手の保有権の所有に関し、理事会は非常に重要な決定を下した。われわれはTPOを禁止すべきだと、固く決意した。しかしながら、即刻禁止にすることはできない。移行期間もあるが、作業部会が取りかかっている」と語った。

 欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長は今年3月、FIFAに対し、選手を保有する代理人などに対する行動を起こすよう呼びかけていた。

 プラティニ会長は、多くの選手が自身のキャリアをコントロールできない状況になっているとTPOを「危険」なものとみなしていた。(c)AFP