【9月23日 AFP】大ヒットミュージカル「ライオンキング(Lion King)」が22日、他の演劇や映画を上回る62億ドル(約6700億円)の興行収入を記録したとして、史上最も成功を収めた娯楽作品となった。

 興行収入は、チケット販売のみを対象としており、関連グッズや映像商品、さらには同ミュージカルのベースとなっているディズニー(Disney)映画からの収益は含まれていない。


 これまでは、英ロンドン(London)で1986年に初演された作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)氏が手掛けた「オペラ座の怪人(Phantom of the Opera)」がトップだった。関係者によると、「オペラ座の怪人」の全世界の興行収入は60億ドル(約6500億円)で、観客動員数は約140万人だという。

 2009年公開の映画『アバター(Avatar)』は、全世界の興行収入が28億ドル(約3000億円)で、映画では史上最高額となっている。

 ミュージカル版「ライオンキング」は1997年、同タイトルの映画公開から3年遅れで米ブロードウェー(Broadway)で公演が始まった。音楽は英歌手エルトン・ジョン(Elton John)さんと英作詞家ティム・ライス(Tim Rice)氏が手掛けている。(c)AFP