【9月23日 AFP】米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は22日、米軍と友好国の軍がシリア領内で、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」を標的とした空爆を開始したと発表した。

 カービー報道官は声明で、「米軍と友好国の軍はシリア領内で、戦闘機と爆撃機、トマホーク(Tomahawk)陸上攻撃ミサイルを使ったISIL(イスラム国)に対する軍事行動を実施している」と説明。「詳細は今後、作戦上適切な時期に公表する」と述べた。

「米軍最高司令官から権限を与えられた」米中央軍(US Central Command)のロイド・オースティン(Lloyd Austin)司令官が22日当日に空爆実施を決定したという。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は今月10日の演説で、シリアでも空爆を実施する意向を示していた。米軍はイラクでは、イスラム国に対する空爆を先月8日から行っている。(c)AFP