【9月23日 AFP】第17回アジア競技大会(17th Asian GamesAsiad)は22日、競泳女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、渡部香生子(Kanako Watanabe)が2分21秒82の大会新記録で金メダルを獲得した。

 渡部が女子で8年ぶりのアジア大会金メダルに輝き、この勝利がメダル獲得への士気につながると語った一方で、金藤理絵(Rie Kaneto)も2分21秒92で銀メダルを獲得している。

 競泳の2日目が終わり、17歳の渡部の快挙で日本の金メダルは合計7個となり、水泳大国である中国の獲得数を2個上回っている。

 渡部はまた、この金メダル獲得により、銀メダルに終わった21日の100メートル平泳ぎのリベンジを果たした。

 これまでの日本競泳陣の金メダルは、日本水泳界を席巻する萩野公介(Kosuke Hagino)が個人種目で獲得した2個を含めて、6個は男子チームによるのものとなっている。

 渡部は、ようやく女子が金メダルを獲得したことで、ほっとしていると明かした。

「前日の100メートルでは優勝できず、今日は絶対に金メダルが必要でした。それが達成できました」と記者に語った渡部は、「何としても、今日は金メダルを獲得して女子チームの士気につなげたかった。本当に、すごく勝ちたかったです」とつけ加えた。

 渡部と金藤の日本勢に続き、中国のシ・ジンリン(Shi Jinglin)が2分23秒58で銅メダルを獲得した。(c)AFP