【9月24日 MODE PRESS】女優のパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)がインドの保健家族福祉相ハルシュ・ヴァルダン(Harsh Vardhan)氏に手紙を送り、国内での動物実験の禁止だけでなく、動物実験を使って開発された化粧品の輸入についても禁止する法律を制定するよう促した。

 手紙には、「お願いですから、『時代遅れの』古い考えで残酷な実験をしている企業、そして彼らの利益に対抗し、正しく思いやりのある行動をとってください。動物実験を使った化粧品の輸入や販売を禁止する法案をどうか速やかに通過させてください」と書いたという。

 アンダーソンの願いがかなえば、インドはイスラエルと欧州連合(EU)に次いで、動物実験が行われた化粧品を輸入禁止する国になる。

 彼女はさらにこう続けた。「EUとイスラエルはすでに動物実験製品のマーケティングや販売を禁止しています。世界の1400以上の企業が動物実験を禁止し、動物を使わない検査方法を取り入れています。こうした企業はもはや薬物をウサギの目に落としたり、ネズミの皮膚に塗りつけたり、イヌやサルの顔にスプレーしたり、動物の喉に流し込んだりしたりと、気分が悪くなるような行為はしていません」

 アンダーソンは動物保護に熱心で、最近では国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」インド支部が、鎖につながれたゾウを解放して保全公園に移す計画を手伝ったという。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS