【9月22日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは21日、第5節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)とチェルシー(Chelsea)は1-1で引き分けた。

 フランク・ランパード(Frank Lampard)が古巣相手に同点弾をたたきこみ、マンチェスター・シティに勝ち点1をもたらした。

 開幕から負けなしの完璧なスタートを切っていたチェルシーは、それでも2位につけるサウサンプトン(Southampton FC)に勝ち点3差をつけている。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるチェルシーは、パブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)の退場でマンチェスター・シティが10人となると、後半26分にアンドレ・シュールレ(Andre Schurrle)が先制点を決め、リーグ戦開幕5連勝を手中に収めたかと思われた。

 しかし、昨シーズン終了後にチェルシーを去り、現在所属する米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)からマンチェスター・シティにレンタル移籍中のランパードが、試合時間残り5分の場面でネットを揺らし、ホームチームに同点弾をもたらした。

 チェルシーに13年間所属していたMFランパードは、「走り込んだところへボールがきて、そのままネットにたたき込んだ。何だか奇妙な感じだった」とコメントした。

「僕にとって、今日の勝利は何かって?引き分けて、リーグ戦での差を保ったことだろう。両チームのファンから歓迎されたことも忘れられないよ」

 一方、チェルシーのモウリーニョ監督は、ランパードに勝利を阻止されたことを特に気にする様子はなかった。

 同指揮官は、英国放送協会(BBC)に対して、「別のクラブに移籍した選手が古巣との試合でプレーする時、彼は休暇のつもりで来るわけじゃないと思う」と述べた。

 対するマンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、チームの粘りを喜んだ。

「われわれは、ひたすら得点を狙っていた。そして、1人少ない状況で再びカウンター攻撃から失点しないように注意を払った。このチームの精神力に、とても満足している」

(c)AFP/Julian GUYER