【9月21日 AFP】14-15スペイン1部リーグは20日、第4節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は8-2でデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に勝利した。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハットトリックを達成したレアルが、敵地ではクラブ記録タイとなる大勝を収めた。

 前シーズン王者アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が、本拠地でセルタ(Celta de Vigo)と2-2で引き分けたため、レアルは2位アトレティコを勝ち点2差で追っている。

 アルバロ・アルべロア(Alvaro Arbeloa)のクロスからロナウドがきれいなヘディングシュートで先制したレアルは、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が、ロナウドの得点もかすむような、カーブをかけた見事な左足シュートをゴール右上隅に決めてリードを広げた。

 レアルはさらに、デポルティボのGKヘルマン・ルクス(German Dario Lux)のミスからロナウドが無人のゴールに蹴り込み、前半で3-0としたが、デポルティボもセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のハンドでPKを獲得すると、これをハリス・メジュニャニン(Haris Medunjanin)が決めて1点を返した。

 それでもレアルは、試合残り25分となったところからギャレス・ベイル(Gareth Bale)が2得点、ロナウドがハットトリックとなる3点目を決め、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)、アトレティコに敗れたリーグ戦の連敗から立ち直る勝利を豪快に決定づけた。

 デポルティボもその後、トチェ(Jose Verdu Nicolas 'Toche')が何とか1点を返したものの、レアルは終了間際、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から期限付きで加入したハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)が、移籍後初ゴールとなるボレーシュート、さらに2得点目を立て続けに奪い、レアルにとって気持ちの良い一日を締めくくった。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「うちの前線の選手の技術と特徴、チャンスでの落ち着きがよく表れた試合だった」とコメントした。

「今日はわれわれが持っている質を示せた。うちにはロナウドのような怪物もいるし、ほかの選手も素晴らしく質が高い。その選手たちがとてもよくまとまっていたことが、この試合の最大の収穫だ」

(c)AFP/Kieran CANNING