【9月19日 AFP】米グーグル(Google)は18日、携帯端末向けの基本ソフト(OS)の暗号化を強化する方針を発表した。

 グーグルの広報は、同社の携帯端末向けOS「アンドロイド(Android)」の暗号化機能はすでに提供しているが、アンドロイドの次期バージョンからは初期設定で暗号化機能をオンにすると説明した。次期バージョンのリリース時期はまだ発表されていない。

 グーグルは声明で「アンドロイドは3年前から暗号化機能を提供してきた。暗号鍵は端末以外には保管されておらず、そのため法執行機関に共有されることはない」と述べた。

 個人のIT機器使用のプライバシーに関する懸念が高まる中、米IT大手アップル(Apple)もスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」について同様の計画を前週発表したばかり。19日発売の「iPhone 6」に搭載されたOS「iOS8」には、新たな暗号化機能が組み込まれている。

「アップルは、あなたのパスコードを回避することができないので、(あなたのプライベートな)データにアクセスすることができない。ゆえに、政府の令状にもとづいて、iOS8を搭載した端末からこれらのデータを抜き取ることは、技術的に不可能だ」とアップルはウェブサイトで説明している。

 こうしたIT関連各社の暗号化強化の背景には、米国家安全保障局(NSA)元職員、エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者によって、コンピューターやその他の機器からデータを収集する米政府の大規模な監視プログラムの存在が暴露されたことがある。(c)AFP