【9月19日 AFP】米アップル(Apple)のファンたちは18日、ファイルサイズの大きな最新OS(基本システム)をインストールするために、保管していた写真などのデジタルファイルを端末から取り除く必要に迫られ、不満を爆発させていた。

 OSリリース前には、iPhoneiPadiPodを最新の「iOS 8」にアップデートする際、保管しておきたい写真や動画などのデータをまずバックアップしておくようにとのアドバイスが出されていた。

 だがiOSのインストール用に端末にスペースを作ったアップル機器の所有者たちは、今度はOSのダウンロード時間が苦痛を感じるほどに長くかかっていると、オンラインフォーラムで不満を噴出させた。

■長時間ダウンロードや設定やり直しに不満の声

 18日朝にはマイクロブログのツイッター(Twitter)の注目の話題で「iOS8」がトップに躍り出た。

「iOS8のダウンロードが終わるころにはiOS9がリリースされてるよ」と@TrentOwenさんはぼやいた。

 またオンラインフォーラムには、グループチャットのメッセージを黙らせる方法や変更するべき数々のプライバシー設定など、多数のアドバイスが投稿されている。

「iOS8に電話をむちゃくちゃにされた。泣きたい」と@ChelseaStreeetさんはつぶやいた。

■OSに「バグ」、ストアからアプリ一時削除

 一方、iOS8に搭載された「HealthKit(ヘルスキット)」ソフトウエアに「バグ」が発見され、アプリのオンラインストア「App Store」から複数のフィットネスアプリが一時的に削除されるトラブルも発生した。

 HealthKitはiPhoneなどでフィットネスアプリなどを利用するために設計されたソフトウエア。アップル製品中心の情報サイト「Cult of Mac」によると、アップルは「ソフトウエアアップデートでバグを修正するために急いで取り組んでおり、月末までにはHealthKitアプリを利用できるようにしたい」と述べた。(c)AFP