【9月19日 AFP】2014年8月の世界の平均気温は陸上、海上ともに観測史上最高だったと、米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric AdministrationNOAA)が18日、発表した。

 NOAAの月次気候報告書によると、今年の8月の世界平均表面温度は16.35度で、20世紀の8月の平均気温15.6度を約0.75度上回ったという。また、今年の1~8月の気温は1880年の観測開始以来、史上3番目に高かった。

 この傾向が続くと、2014年は全地球規模で記録的な暑さの年になるとみられ、地球温暖化の進行速度と化石燃料消費に対する新たな懸念が生じている。

 NOAAの気象学者、ジェイク・クラウチ(Jake Crouch)氏は報道陣に対し、今年の8月は「月別平均値との差が観測史上最高だった」と指摘。残る4か月間について「同様に平均気温を上回る傾向が続くと、今年は2010年を抜いて記録史上最も気温が高かった年になる」「9月~12月の各月が観測史上で上位5位以内に入れば、2014年は世界気温が記録史上最高の年になる」と述べた。(c)AFP